論文ID: cn-001911
てんかん発作を契機に免疫性神経疾患と診断された20例を解析し,自己免疫性脳炎(autoimmune encephalitis,以下AEと略記)の早期治療におけるAntibody Prevalence in Epilepsy and Encephalopathy(APE2)スコア,Antibodies Contributing to Focal Epilepsy Signs and Symptoms(ACES)スコアの有用性を検討した.スコアはそれぞれ19/20例,15/20例で陽性となり,ACESスコアが陰性の症例で4/5例はAEではなかった.AEの発症早期においてスコアを用いた包括的な評価が望ましい.