日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第13回大会
セッションID: P-2-54
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ポスターセッション2
和文書体フォントがペットボトルお茶飲料の美的印象に与える影響
向井 志緒子
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抄録
ペットボトルお茶飲料のパッケージ・デザインは,お茶の味よりも消費者の選好に重要な要素になることが指摘されている。特にフォントデザインは消費者の商品評価に強い影響を与えると指摘されているにも関わらず,フォントデザインがペットボトルお茶飲料の商品評価にどのような影響を及ぼすのか,その詳細については未だ明らかにされていない。本研究では,商品名に用いられる和文書体フォントがペットボトルお茶飲料の美的印象に与える影響を検証した。その結果,HG教科書体をペットボトルお茶飲料の商品名に用いると,美的印象向上に一定の効果を持つことが示唆された。また,DF金文体W3およびHG創英角ポップ体を用いたラベルは,ペットボトルお茶飲料の美的印象の向上には効果を持たない可能性も示唆された。今後は他のフォントや商品群を用いてその効果を検証したい。
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© 2015 日本認知心理学会
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