日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第17回大会
セッションID: P1-33
会議情報

ポスター発表1:記憶
日常場面における現実と想像の混乱及びメタ記憶 リアリティ・モニタリング・エラー経験質問紙(RMEEQ),成人メタ記憶尺度(MIA),記憶能力質問紙(MAQ)を用いて
*中田 英利子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究の目的は,リアリティ・モニタリング・エラー経験質問紙(RMEEQ),成人メタ記憶質問紙(MIA),及び,記憶能力質問紙(MAQ)の計3種類の記憶質問紙を用いて,日常場面におけるリアリティ・モニタリング・エラー(RMエラー)の自己評価と,メタ記憶との関連性について検討することである。大学生計213名を対象に,RMEEQ(1因子32項目),MIA(6因子44項目),MAQ(4因子31項目)の計3種類の記憶質問紙を実施した。その結果,RMEEQは,MIAの3因子及びMAQの3因子との間に有意な正の相関あるいは負の相関が認められた。この結果は,日常場面におけるRMエラー経験の頻度について,自己の記憶効力感や記憶行動との関連性から考察された。

著者関連情報
© 2019 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top