日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_1
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ポスター1
決断できる人ほど意思決定の基準を区別しない
外的基準が内的基準による意思決定に影響する程度と不決断傾向との関連
朱 建宏片平 健太郎平川 真中尾 敬
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抄録

日常生活では,外的環境における価値基準に沿って判断する場合があれば(外的基準による意思決定,EDM),自分の好みや信念により判断する場合もある(内的基準による意思決定,IDM)。朱ら(2019)では計算論モデルを用い,EDMを通して学習した価値がIDMに影響することが示唆されたが,その程度には個人差が存在する。本研究では,EDMで学習した価値がIDMに影響する程度と,意思決定の困難さに関する個人特性である不決断傾向との関連を検討した。その結果,不決断傾向が高い人ほど,EDMで学習した価値がIDMに影響しにくいことが示された。不決断傾向の高さはミスを恐れるなどの完全主義と関わっていることが知られており,そのような特性がEDMにおける価値とIDMにおける好みとを明確に分けて意思決定を行うことにつながっている可能性がある。

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