日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_28
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ポスター1
視覚的イメージスタイルと空間的配置の記憶能力との関係
田中 光中條 和光貞國 そら
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抄録

言語的に呈示された空間的な位置関係に関する記憶課題を用い,視覚的イメージスタイル質問紙(Visual Imagery Style Questionnaire: VISQ,川原・松岡(2009))の空間イメージ尺度の内容的妥当性を検討した。同記憶課題では,位置関係を言語的に記憶していても回答可能な非統合問題と,イメージ化して記憶した場合に回答が容易になると考えられる統合問題で構成されていた。大学生,大学院生43名を対象に,集団実験として,2つの物の位置関係を示す刺激文6文を読ませ,1文で示された物の配置について答える非統合問題と2文の情報を統合した場合に回答可能となる統合問題に回答させた。両問題の成績を目的変数とし,物体イメージ尺度と空間イメージ尺度の評定値を説明変数とした重回帰分析を行った結果,統合問題の成績に対してのみ空間イメージ尺度が有意に正の影響を与えていた。このことから,空間イメージ尺度が空間的な配置を記憶する能力を測定していることの妥当性が示された。

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