日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_31
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ポスター1
ネガティブ画像の記憶は誤情報の影響を受けやすい
Porter, ten Brinke, Riley, & Baker (2014)の追試研究
丹藤 克也
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抄録

ネガティブ事象の記憶は誤情報の影響を受け歪みやすいというPNE(paradoxical negative emotion)仮説が提唱されている。Porter et al.(2014)は,同一の画像刺激に対して異なる説明文を呈示することで,喚起される感情を操作する実験手法を用いて,PNE仮説に一致する結果を報告している。本研究では,Porter et al.(2014)と異なる画像刺激を用いて,彼らの実験結果の再現性を検討した。説明文によって同一の画像刺激に対して異なる感情を喚起した後,画像内容に関して誤情報を含む誘導質問か,誤情報を含まない非誘導質問のいずれかを行った。遅延後に最終的な記憶テストを実施した結果,存在した項目に関する誤情報効果はポジティブ・中性画像と比べてネガティブ画像で大きかった。これらの結果は概ね,PNE仮説を支持するものであった。

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