日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_37
会議情報

ポスター1
情動喚起語に対する評定による符号化の効果IV
喚起された感情価と刺激に内包された感情価との比較
加藤 みずき藤田 哲也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究では,情動喚起語の感情価について,藤田・加藤(2020,認知心; 前件発表)と同様に,喚起評定と内包評定の比較を行った。その結果,評定以前の刺激の属性(覚醒度×感情価)の交互作用が有意となり,再生成績はポジティブ語では高覚醒<低覚醒となったのに対し,ネガティブ語では,高覚醒>低覚醒となった。それに加えて,前件発表とは異なり,評定の種類×覚醒度の交互作用が有意となり,喚起評定では,高覚醒≦低覚醒となったのに対し,内包評定では,高覚醒≧低覚醒となった。以上をまとめると,情動喚起語に対する評定による符号化の効果は,それが覚醒度に対するものか感情価に対するものか,あるいは喚起されたものか内包されたものであるかによって異なるといえる。

著者関連情報
© 2021 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top