主催: 実吉綾子
会議名: 日本認知心理学会第22回大会
開催日: 2024/06/01 - 2024/06/02
かわいいと感じる対象は様々で、かわいいと感じたときに表出も多様であることが示されている。目元の筋活動等を変えるようなかわいい対象から喚起される感情に対して、関係性認知および対象に接する際の優先状態が与える影響を検討した。 "感じる対象"として全体の67%が直接接触する機会のある子供やペット等を与える、主に見るキャラクターやアイドル等よりも多いことから、かわいい対象との関係性がかわいい感情の喚起に影響を与えると予測した。実験では、事前にかわいい対象と交流させる群と交流させない群に分け、その後15分間の動き画視聴により以前の状態(不快覚醒・不快沈没)を方向づけ、それから交流させたかわいい対象の画像に対する印象評価を求め、画像観察中の表情筋活動と心拍数を測定した。また、共感性の影響についても検討した。