抄録
再生骨材の利用を推進していく上で,再生骨材を対象とした適切なASR評価試験方法の構築が必要と考えられる。このため,日本コンクリート工学会に設置された再生骨材JIS改正原案作成委員会では,JIS A 1804「コンクリート生産工程管理試験方法-骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(迅速法)」を基本として,ペシマム混合率の影響について実験的検討を行い,その実験結果に基づいて今年5月に改正したJIS A 5021「コンクリート用再生骨材H」の附属書Dに規定する再生骨材Hのアルカリシリカ反応性試験方法(再生骨材迅速法)の提案を行った。