コンクリート工学
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工事記録
Fc=150 N/mm2の超高強度コンクリートCFT柱の施工─高さ300 m超高層複合ビル「あべのハルカス」─
青木 義彦岩清水 隆山田 佳博永野 浩一
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2012 年 50 巻 8 号 p. 683-688

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抄録
高さ300mと日本で最も高いビルとなる「あべのハルカス」では,設計基準強度(Fc)が150 N/mm2の高強度コンクートと降伏応力度が440N/mm2の高強度鋼材を組合せた超高強度CFT柱を採用している。地上22階,高さ112 mまでの圧入が必要であったFc=150 N/mm2の超高強度コンクリートについては,圧送性向上のためにセメントとして低熱ポルトランドセメントをベースにシリカフュームをプレミックスしたセメント(SFCS)1)を使用した。本稿では先立って実施した実大施工実験と実施工の結果について報告する。
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© 2012 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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