抄録
本稿では,2014年に改正されたレディーミクストコンクリートのJIS A 5308の改正の経緯や背景とともに,以下に述べる主な改正事項について解説する。すなわち,環境負荷の低減を推進させるため,新たに定義した「戻りコンクリート」等から回収した「回収骨材」を,生産者は購入者と協議しなくて使用できるように規定化するとともに,2011年の追補(改正)で新たに規定された環境ラベルの「リサイクル材」には,高炉スラグ微粉末およびシリカフュームを追加した。またミキサの引用規格を,旧版の1994年版から2010年の改正版にするとともに,用語の変更を行った。そして審議中に問題となった事項として,ISO規格との国際整合化,スラッジ水の固形分率が3%を超える高度利用,トレーサビリティについても言及した。