コンクリート工学
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テクニカルレポート
収縮低減型高流動コンクリートを用いた外付け耐震改修工事
竹内 博幸時田 伸二坂本 隆之
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2015 年 53 巻 3 号 p. 260-267

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抄録
外付け耐震改修工法は,鋼製の補強フレームをスタッドやあと施工アンカーなどを施した間接接合部を高流動タイプのグラウト材を充填して一体化するのが一般的であるが,間接接合部の断面が大きい場合,グラウト材では接合部の耐力や地震時の挙動に対し十分な性能を発揮できない可能性が大きく,経済性も大きな問題となる。本稿では,実際の外付け耐震改修工事において,間接接合部に収縮低減型の高流動コンクリートを適用した実例について紹介する。
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© 2015 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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