抄録
太田川大橋は6径間連続鋼・コンクリート複合アーチ橋である。鋼アーチ主構は上部工の施工途中段階に,台船による一括架設で施工した。座屈耐力および疲労特性向上のため,鋼アーチ主構の箱断面(セル)内には,設計基準強度80 N/mm2 の自己充填型高強度高耐久コンクリート(SQコンクリート)を充填した。SQコンクリートは施工実績が少なく,河川上の施工で300m程度の長距離圧送となることから,実施工に先立ち圧送試験と実規模試験体を用いた充填試験を実施した。本稿は鋼アーチ主構の施工と長距離圧送によるSQコンクリートの充填試験および施工について報告する。