2021 年 59 巻 4 号 p. 307-314
建設現場において,トラブル発生などによりコンクリートが連続的に打込みされない場合が見受けられる。そのような場合,脱型後に外観を検査し,打重ね面を介して色違いが生じる程度であればよいとし,縁切れが生じた場合は,コンクリート打込みの不具合と判断され,補修が必要となる。しかし,著しい色違い,または,色違いと縁切れの中間もしくは混在の状態など,客観的に明確な判断をすることが困難な場合,補修の要否の判断は監理者の主観に委ねられる傾向にある。よって,本論では打重ね時間間隔を3時間までとした試験体およびコア抜き試験片を対象に実験を行い,非破壊試験結果および載荷試験結果の関係について考察した。