2025 年 63 巻 10 号 p. 809-814
現行の耐震基準は,1981年(昭和56年)に,建築基準法が改正され「新耐震基準」と称されている。これ以降においても,主に地震災害,技術的知見の蓄積および,社会的ニーズ等により法改正が行われている。構造上一体となる増改築等を伴う場合は,原則として,現在の構造関係法令へ適合する必要がある。新耐震基準以降の建築物も,現在の構造関係法令に適合しなければならない。このため,既存建築物を再生・活用する際は,建設当時にどのような法令等の構造関係規定に従って設計された建築物であるかを知る必要がある。ここでは,新耐震基準以降の鉄筋コンクリート造建築物の主な法改正と設計法の変遷について解説する。