2025 年 63 巻 2 号 p. 122-129
コンクリート舗装はその材料特性によって,長期にわたり構造的耐力を維持し,タイヤ走行箇所の凹部(わだち掘れ)は発生し難く,舗装の長寿命化に貢献できるものである。しかし,長期の供用に伴い摩耗して,すべり抵抗性が低下することが懸念され,特に,トンネル内のコンクリート舗装において顕著である。本文は,その現象と対策について国内外の事例を紹介するとともに,すべり抵抗性とテクスチャの測定方法および評価方法について最近の研究事例も含めて整理を行った結果を報告する。路面のテクスチャは,従来のマクロテクスチャのみによる評価ではすべり抵抗性を十分に説明することができず,そこにはマイクロテクスチャの評価が重要である。