1982 年 20 巻 10 号 p. 27-34
北海道の11月から4月までは厳寒期となり, 通常は工事の休止期間を設けているが, 北海道縦貫自動車道路のポロト橋 (PC有ヒンジラーメン橋, 中央径間130m) において冬期施工を行った。冬期施工の実施にあたっては, 設計・施工上の技術的諸問題に対して種々の対策および検討を行った。とくに, コンクリート打継目の新旧コンクリートに発生する温度差応力に着目してコンクリートのひびわれ防止に努めたので, 温度測定の結果と併せて工事報告を行ったものである。結果として, 所期の目的は十分達せられたと思われる。