日本大学生産工学部建築工学科
1982 年 20 巻 10 号 p. 8-17
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
岩石やコンクリートを, 水和反応によって静的に膨張する物質を用いて破砕できるようになった。これは,わが国が独自に開発した技術で, 構造物の無振動, 無騒音的体に大きく寄与するものである。静的破砕剤の組成は, CaO系, CaO-SiO2系その他, 水と反応して膨張する物質で, 粉末状になっており, 水で練りまぜ, 穿孔に充填して用いる。ここでは, 膨張剤の膨張機構, 鉄砲現象の防止, 膨張圧の経時変化, 温度と膨張圧との関係, 穿孔径と膨張圧との関係, ひびわれ発生機構などについて解説した。
コンクリートジャーナル
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら