戸田建設筑波技術研究所は筑波研究学園都市の北西部に位置し, 昭和55年に第1期工事を開始した。 ここで報告する一般実験棟では, 材料や土質等に関する実験研究が行われる。 規模は延床面積約1400m2の2階建てで, 施工は同社で開発した TO-RPC 工法によった。 本工法は, 柱, はりを単一プレキャスト(PC)部材, 床を合成PC部材, 非耐力壁をカーテンウォールとし, 耐震壁を場所打ちコンクリートとしたプレキャスト鉄筋コンクリート造の躯体アセンブルシステムである。 なお, 床面積が2000m2/階程度であれば14日で1フロアを施工できる。