コンクリート工学
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潜水式可動型わく支保工による海上コンクリートの施工
電源開発・松浦火力発電所
松木田 正義武藤 勇大塚 信一
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1989 年 27 巻 2 号 p. 50-58

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抄録

電源開発松浦火力発電所10万DWT級揚炭桟橋No.2バースは, 直ぐい式横桟橋形式で, 上部工はRC構造 (幅30m, 長さ350m) である。桟橋上部工の施工にあたっては種々の支保工形式が考えられるが, 本工事では, 工程上の制約や経済性等から, 過去に実施された浮上式可動支保工に大幅な改良を加え実施することで対処した。今回考えられた支保工は, 移動の際に海中にもぐること, および支保工に直接折たたみ式型わくを一体で取り付けたことから, 潜水式可動型わく支保工と名づけた。本稿では, この支保工を用いた桟橋上部工の施工方法について, その概要を報告する。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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