コンクリート工学
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明石海峡大橋主塔基礎の水中コンクリートの施工
岡田 凌太坂本 光重井保 武寿中川 良隆
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1992 年 30 巻 12 号 p. 31-42

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抄録

明石海峡大橋は中央支間長1990mの3径間2ヒンジ補剛トラス橋として建設される世界最大の吊橋である。約300mの主塔をささえる2基の主塔基礎 (2P, 3P) は設置ケーソン工法により施工され, ケーソン内には全体で約50万m3の水中コンクリート (水中不分離性コンクリート) が打設された。この水中不分離性コンクリートには, 打設面積が広く, かつ1回のコンクリート打設量が約1万m3に及ぶため, 厳しい品質規定が定められた。本稿は, 2P, 3Pで打設した水中不分離性コンクリートの施工概要について報告する。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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