コンクリート工学
Online ISSN : 2186-2753
Print ISSN : 0387-1061
ISSN-L : 0387-1061
寒冷地に建設する高層RC造集合住宅における高強度コンクリートの通年施工
武田 昭央川崎 三十四持田 政次長谷川 淳
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 32 巻 12 号 p. 53-61

詳細
抄録
仙台市の丘陵地に建設中のパークタワー台原は, 東海型TK-HRC30工法を本格的に適用した最初の建物で, 完成後には東北地方一の高さを誇る高層鉄筋コンクリート (RC) 造集合住宅である。施工期間は, 39か月におよび, 寒期, 春秋期, 暑期を通じて高強度コンクリートの施工を行っている。工事は, 暑中マスコンクリート工事, 寒中コンクリート工事を含み技術課題も多い。本稿では, 事前の施工・品質管理方法の検討, 実大施工実験および施工中の品質管理方法とその結果について, 特にコンクリート工事を中心として報告する。
著者関連情報
© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top