コンクリート工学
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コンクリート用骨材の国際規格動向 JISとISO/ENの試験方法の比較と現状
鈴木 澄江信田 佳延
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1999 年 37 巻 10 号 p. 11-23

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抄録

平成7年に閣議決定された規制緩和推進計画のもと, 日本工業規格 (JIS) の国際規格 (ISO規格) への整合化が開始された。コンクリート関係の試験規格に関する整合化見直しは, 平成7年~平成9年の3カ年で行われ, コンクリート用骨材の試験規格についても比重・吸水率, ふるい分け, 単位容積質量に関する6規格が整合化の対象となった。改正にあたり行われたJISとISO規格の比較実験結果と本年6月に改正された骨材試験方法の主な改正点を紹介するとともにISO規格の原案として提案された欧州規格 (EN : Europäische Norrn) についてその現状を紹介するものである。ENならびにprENとして紹介するのは, コンクリート用骨材の品質規格であるprEN 12620 (Aggregates for concrete including those foruse in roads and pavements) と骨材試験方法に関する規格 (EN 932, 933, 1097, 1367, 1744) である。

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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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