平成7年に閣議決定された規制緩和推進計画のもと, 日本工業規格 (JIS) の国際規格 (ISO規格) への整合化が開始された。コンクリート関係の試験規格に関する整合化見直しは, 平成7年~平成9年の3カ年で行われ, コンクリート用骨材の試験規格についても比重・吸水率, ふるい分け, 単位容積質量に関する6規格が整合化の対象となった。改正にあたり行われたJISとISO規格の比較実験結果と本年6月に改正された骨材試験方法の主な改正点を紹介するとともにISO規格の原案として提案された欧州規格 (EN : Europäische Norrn) についてその現状を紹介するものである。ENならびにprENとして紹介するのは, コンクリート用骨材の品質規格であるprEN 12620 (Aggregates for concrete including those foruse in roads and pavements) と骨材試験方法に関する規格 (EN 932, 933, 1097, 1367, 1744) である。
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