抄録
大幅な経済成長が期待できない現在では, シールド工事においては, 工事自体を合理的に, かつ, 経済的に遂行する技術が望まれている。本セグメントは内外圧に対してプレストレスによって抵抗し, 組立時にもそれを利用したPC構造のセグメントでありPC鋼材をフープおよびネット状に配置したものである (PC鋼材の配置形状によりPCNetセグメントと名付けた) 。PC構造とすることにより耐力向上, セグメント厚さや鉄筋量の減少によるコスト低減が期待でき, 断面や覆工の合理化が可能になる。本稿は実物大のセグメントの組立試験を通して, 設計および施工に関する基礎的データを収集し, 取りまとめたものである。