コンクリート工学
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近赤外分光法のコンクリート調査への応用
金田 尚志石川 幸宏魚本 健人
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2005 年 43 巻 3 号 p. 37-44

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抄録
コンクリートの非破壊検査手法として, 超音波法, 電磁波レーダー法, 赤外線法, X線法, 打音法等が広く用いられている。これらの手法は, ひび割れ深さ, 浮き・はく離, 鉄筋位置等, コンクリート表面近くの物理的情報は得ることができるが, 化学的情報は得ることができない。もし, 非接触でコンクリートの成分を検出することができれば, 非常に画期的な手法となる。分光技術は, リモートセンシング, 農業, 食品, 医療, 工業製品等の分野で導入され, 非接触での非破壊検査, 製品管理手法が開発されており, これをコンクリートの調査に応用した。
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© 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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