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東京大学 [日本] https://ror.org/057zh3y96 理化学研究所 [日本] https://ror.org/01sjwvz98
2013 年 10 巻 1 号 p. 14-
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近年,軟X線吸収・発光分光を用いて水の水素結合に関与する価電子状態を観測し局所構造を議論する方法が提案され,その解釈をめぐって10年近く論争が続いている.軟X線吸収では吸収端ピークが水素結合の切断を伴うものか否かが議論され,軟X線発光では不対電子由来のピークが2つに分裂する要因を動的なミクロ不均一構造に求める立場と内殻励起ダイナミクスに求める立場に分かれている.本稿では,我々の研究を中心にこれまでの議論を振り返り,軟X線分光で得られる結果が水のミクロ不均一モデルで矛盾なく説明できることを示す.
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