原子衝突学会誌しょうとつ
Online ISSN : 2436-1070
静電型イオン蓄積リングを用いた原子分子物理(II) 輻射冷却の分子科学
城丸 春夫 古川 武東 俊行
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2018 年 15 巻 2 号 p. 26-

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抄録

2013年の本シリーズで、「静電型イオン蓄積リングを用いた原子分子物理(I)」として装置開発の経緯、現状を含めた一般的な紹介を行った。本稿はその続編である。首都大のイオン蓄積リングで中心的な課題となっている、高温分子負イオンの輻射冷却過程について、実験手段と結果の解釈について解説する。また遅延過程や輻射冷却の理論的な取り扱いについて、基本的な枠組みを紹介する。

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