主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 1177-1182
本研究は,浮体式洋上風力発電の運転保守のコスト低減を企図して,浮体の平面運動を用いた係留系の健全性を評価する手法の開発を目的とする.本稿では,オールチェーン構成及びチェーンと合成繊維索のハイブリッド構成のカテナリー係留を対象とした水槽試験を実施し,係留系の状態異常が浮体の水平運動軌跡に及ぼす影響を定量的に確認した.定常風荷重のみを作用させた場合,浮体平面運動の平衡点は,係留索の1本破断や,アンカー位置のずれといった状態異常によって明確に変化し,本手法が有効に機能する見込みがあることが明らかになった.また,定常風と波浪荷重の作用時,浮体重心位置の時間平均値は風荷重のみ作用時と同等の値に収束した.