日本船舶海洋工学会講演会論文集
Online ISSN : 2424-1628
ISSN-L : 1880-6538
39
会議情報

2024A-GS19-2 浮体式洋上風力発電の係留系健全性評価手法の開発
-2.数値解析による検討-
羽田 絢平尾 春華蓮見 知弘正信 聡太郎
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 1183-1189

詳細
抄録

本研究は,浮体式洋上風力発電の運転保守に係るコスト低減を企図して,浮体の平面運動を用いて係留系の健全性を評価する手法の開発を目的とする.本稿では,第1報にて示した試験結果を用いて数値解析手法の検証を実施した.水槽試験と同じく,オールチェーン構成及びチェーンと合成繊維索のハイブリッド構成のカテナリー係留を対象とし,既存の数値解析手法が十分な精度を有することを確認した.また,追加の検討では,海流荷重を概算し,浮体の平面運動に及ぼす影響を明らかにするとともに,係留系のアンカー位置が段階的に変動したときの影響分析や,係留系の索配置を変更した場合の影響分析を実施し,それぞれの影響を定量的に明らかにした.

著者関連情報
© 公益社団法人 日本船舶海洋工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top