主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 641-643
地球温暖化を背景に,GHG排出削減のため,実海域での船舶性能向上への取り組みが進められ,制度としてもCIIやEEOI等の燃費指標の運用が始められている.2017年より国内海事業界各社がJIP方式で参加のもと,実海域における性能評価の標準手法策定を目指し,OCTARVIAプロジェクトが進められた.性能解析,性能推定,性能指標について,標準手法を策定の上,その手法に沿った計算プログラムを作成,クラウド上のサービスとして提供された.これにより,実海域中の船舶性能に関する標準評価手法,いわば「業界共通のものさし」が出来上がった.本稿では船舶を運航する船社での性能解析業務へのOCTARVIAツール活用策について検討結果を報告する.