主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 633-639
当社において2016年から2022年の7年間に渡り一般財団法人日本海事協会とNAPA JAPAN 株式会社(以降,NAPA Ltd.)が運航支援サポートツールとして共同開発した「ClassNK-NAPA GREEN」(以降,NAPAGREEN)を導入し就航船のデータ収集を実施してきた.
また,2017年より当社においても実海域性能評価プロジェクト「OCTARVIA」に参加している.本プロジェクトは世界中の船舶の実海域性能をほぼ同じ精度で客観的に評価・比較できる「ものさし」を確立することを目的に,研究機関,船級(NK),船社,造船所,舶用メーカー等25社が参加し発足した.本プロジェクトは2017年から2020年にフェーズ1を実施し,2022年から2024年においてフェーズ2が実施された.
当社においても実海域性能把握のため各種検討を実施してきた.今回NAPA GREENにて収集した就航船データとOCTARVIAによって開発された各種ツールを用いて当社にて実施した解析事例の紹介を行う.