主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 115-125
本報告では,非線形構造応答の短期・長期分布を求める実用的手法の確立を目的に,2021年から著者が継続して取り組んできた研究成果を報告する.提案した手法は設計への適用を念頭に置いたもので,その簡便性と推定精度はこれまで検討した対象(非線形評価関数,形状非線形を考慮した波浪荷重を受ける応力,非線形減衰力を考慮したroll運動)については十分と考えられる.提案法によって,従来は設計波法によってしか考慮することのできなかった非線形影響を,フルスペクトルの長期予測計算によって考慮することが可能になった.このことにより,設計波法の欠点,すなわち着目する応答以外の因子による推定誤差,ならびに着目する応答の選択に関する恣意性を排除あるいは補うことができると考える.