主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 71-74
近年,船舶の自動化が進み,特に操船の自動化は重要な課題の一つとなっている.自動船位保持システム(DPS)は,船舶が自律的に船位を一定に保つ技術であり,外洋での定点保持だけでなく経路追従にも応用可能である.前報では,登尾らの簡易DPSに外乱オブザーバを用いたフィードフォワード制御を追加し,風外乱に対するロバスト性向上を数値シミュレーションで確認した.本研究では,その制御則の有効性を検証するため,模型船実験を行い,シミュレーション結果と比較した.その結果,経路追従精度は概ね一致したが,後進時に参照経路から少し外れることが確認された.原因としてPID制御のゲインチューニングの問題が示唆され,今後は環境に応じた自動調整機能の開発が必要と考えられる.