主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 767-776
本論文では,複数浮体の相互干渉問題に対して境界要素法を直接適用する方法と固有関数展開法に基づく流体力学的相互干渉理論を用いる両方を念頭に置き,浮体の撹乱にって造られた遠方場での外向き進行波の複素振幅であるKochin関数と固有関数展開式の係数ベクトルとの関係を理論的に明らかにした.それによって造波減衰力係数とKochin関数の関係として知られているエネルギー保存則の式も簡潔に表された.また波浪強制力に関するHaskind-Newmanの関係式についても,流体力学的関係式の証明に使ったグリーンの公式における検査面の取り方の違いで,固有関数展開による入射波・反射波の係数ベクトル間の関係式について理解の幅を広げることができた.