日本調理科学会誌
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ゴマ入り製品中のゴマ量に関する消費者意識と現状
武田 珠美長島 万弓福田 靖子
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2011 年 44 巻 4 号 p. 272-276

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抄録
ゴマは健康機能成分としてリグナン類が特定され,多様なゴマ入り製品が開発されているが,ゴマ量の情報なく消費者は購入している。本研究では,ゴマに特異的なリグナン類を定量することにより,ゴマ入り製品中のゴマ量を算出するとともに,そのゴマ量に関する消費者の見積もりおよび購買動機を質問紙調査した。質問紙調査の結果,ゴマ製品の購買動機は味がよい,健康によいが多かった。食べる頻度が高かったドレッシングやゴマだれにおいてゴマ量の推測値は20%から50%以上が半数以上を占めた。しかしゴマドレッシングのセサミン含量は平均0.16 mg/gでゴマ量に換算すると5.2%,ゴマだれ中のセサミンでも0.79 mg/gであり,ゴマ量に換算すると26.4%であった。消費者のゴマ推測量とゴマ量は合致しにくいことが認められ,健康によいというゴマ入り製品のイメージに反しないようなルールづくりや充実した製品の開発が必要と考えられた。
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© 2011 一般社団法人日本調理科学会
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