カウンセリング研究
Online ISSN : 2186-4594
Print ISSN : 0914-8337
ISSN-L : 0914-8337
資料
改訂版青年期の自我発達上の危機状態尺度作成の試み ―尺度の信頼性・妥当性の検討―
長尾 博
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 47 巻 2 号 p. 77-85

詳細
抄録
本研究の目的は,改定版青年期の自我発達上の危機状態尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することであった。615名の中学,高校,大学生を対象とした調査の結果,A水準(青年期の葛藤をみる)では6因子が見いだされ,26項目が選定され,B水準(青年期の不適応状態をみる)では6因子が見いだされ,26項目が選定された。信頼性に関しては,Cronbachの信頼性係数を用いて妥当な係数が得られた。妥当性に関しては,関連尺度との相関において予測された有意な相関がみられた。また,この尺度によって青年期の自我発達上の危機状態は,中学生と高校生は大学生よりも高いことが示され,下位尺度では,性差や学年差があることが示された。
著者関連情報
© 2014 日本カウンセリング学会
前の記事 次の記事
feedback
Top