1992年から10年間、ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州のアーヘン、ハム、ヘルネの3都市は、州の補助事業である未来のエコロジー都市モデルプロジェクトを行った。現在はさらに、ローカルアジェンダ21の取り組みとして新しい多様な事業を展開している。これらの事例では、各都市の状況や特性に応じて、様々な協働型のプロジェクトが行われた。このプロジェクトからは、エコロジー都市の実現のために異なった立場の人々の間でどのように将来像や行動の実現を共有できるようになるか、その協働を進めるためのヒントが見出せる。本稿では、これらプロジェクトの中でよく用いられたプロジェクトデザインの方法を示している。