日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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木防建ぺい率の違いを考慮した都市災害危険度判定方法の開発に関する研究
西田 拓矢小川 宏樹
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2016 年 14 巻 p. 109-112

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抄録
地震により住宅の倒壊や火災等の都市型災害に対するリスクに市民の関心が寄せられる一方、実際に対策が進んでいない。このため、地域が抱える災害リスクを地域全体で考え、地域の防災力向上のために住民参加のまちづくり活動への支援が求められる。本研究では、詳細式を改良した初学者でも活用できる簡易な式の精度を高めることを目標に、調査地区の木防建ぺい率の違いに着目し、詳細式と簡易式の判定結果の誤差の要因を明らかにする。そして、判定を行った結果、木防建ぺい率の高い地域である湊西地区ではどの項目の値も大きくなったが詳細式との誤差が小さかった。木防建ぺい率の低い地域である今福地区ではどの項目の値も小さくなったが詳細式との誤差が大きくなってしまった。これは、空地が大きく影響していた。
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© 2016 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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