抄録
本研究は、安満遺跡公園を対象として、空間構造と滞留行動の関係性から公園の設えのあり方を考えることを目的とした。まず、園路で区分したエリアを物的環境特性と自然環境特性の構成要素から空間構造を把握した。次に、滞留行動調査によって各エリアでの属性区分、滞留行動、滞留場所を調査した。属性区分の滞留行動の関係を分析し、空間構造との対応関係を分析した。滞留行動は屋根付き広場や、施設周辺、高木樹林周辺で顕著に生じていることを示した。高木樹林は滞留行動を促す重要な要素を示し、樹林を密に配植し滞留空間を拡大、誘導することなどの可能性を示した。