抄録
「非日常性」は旅行において重要な要素の一つであり,日常空間から心理的・距離的に離れた空間ほど存在すると考えられる.コロナ禍を経て旅行の形態が変化している現在において,非日常性はどのように存在しているのだろうか.本研究では非日常性を,スポット的な特徴を持つ場所の非日常性と,その場所への交通利便性や費用によるアプローチ的な非日常性の二種類が存在すると推定し,アプローチ的非日常性の定量化を目的として研究をおこなった.居住地域と非日常的観光地との距離の調査と,非日常的観光地の広がり方と交通機関との関連性の調査をアンケート調査によっておこない,この結果をGIS上で可視化することで心理的距離との関係を明らかにした.