抄録
都市公園は人々の活動の場、ヒートアイランド現象の緩和、災害時の避難場所など多様な目的があり、ライフスタイルの変化によって公園の利用状況も変化している。そこで本研究では、利用・管理実態からみた公園が有効に使われる条件とその関連性について調査した。公園が有効に使われている状態をその公園の利用者の数で捉え、現地に赴くことで公園の利用者数を確認した。また、公園の利用者に関わってくると考えられる要因の調査も行った。大阪市旭区内19箇所の街区公園を調査、分析を行った結果、利用者数が多くなる主な要因は、公園の面積が大きいことや、小学校が近接していることなどが挙げられ、これらは公園が有効に使われる条件であると考える。