日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
Online ISSN : 2189-8081
Print ISSN : 1348-592X
ISSN-L : 1348-592X
空き家利活用による地域コミュニティ施設の改修・管理・運営プロセスの特徴
滋賀県栗東市「光の穂」・竜王町「ひだまり学舎」を対象として
宮下 晴凪阿久井 康平
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2024 年 22 巻 p. 109-112

詳細
抄録
本研究では、空き家利活用による地域コミュニティ施設における改修・管理・運営プロセスについて、滋賀県栗東市「光の穂」、滋賀県竜王町「ひだまり学舎」を抽出し調査を行なった。それぞれの施設の特徴を捉えた上で、施設の課題やその発生要因について調査・分析を行い、地域主導型まちづくりの一助となる知見を得ることを目的とした。「光の穂」においては地域住民からの要望に応えた取り組みの実施がみられたが、「ひだまり学舎」においては施設ターゲットが限定的であったため地域住民とのビジョンの齟齬が生じていた。また、「ひだまり学舎」では施設への愛着醸成や施設を開放的な場とすることを目的とした取り組みを実施しており、運営主体として地域住民との関係を醸成、涵養することの重要性が示された。
著者関連情報
© 2024 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
前の記事 次の記事
feedback
Top