日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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情報通信業の集積とエージェントベースモデルによる自己組織化シミュレーション
長宗 武司中村 良平林 秀星
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2024 年 22 巻 p. 105-108

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抄録
都市における自己組織化モデルは Krugman(1996)が最初にモデル化を行い周縁都市の創発原理を明らかにしたが、それは数値シミュレーションにとどまるものであった。その後Kumar et al. (2007)が、実際のデータを用いて、Krugmanの自己組織化モデルが企業の集積・分散の予測に応用できる可能性を示した。本稿ではエージェントベースモデルによって、我が国の都市における情報通信業の集積・分散の再現と予測について、東京23区の小地域を対象にシミュレーション分析を行い、自己組織化モデルの有効性を示した。
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© 2024 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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