日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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コンパクトシティ形成を見据えた転居者の地域コミュニティへの参加に関する考察
過去の事例に基づいて
松上 了慈西堀 泰英
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2025 年 23 巻 p. 149-152

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抄録
地域コミュニティの衰退が問題となる中,コンパクトシティ形成に伴う転居者の地域コミュニティへの参加についても考えることが求められる.本研究では,転居者の地域コミュニティへの参加について,過去の市街地整備事業の事例や,立地適正化計画等での言及の有無を調査した.その結果主に以下の知見を得た.1)過去の事例から「場」と「イベント」からなる参加の「きっかけ」等が重要であることを確認した.2)近畿の28市町の立地適正化計画等を調査した結果,転居者の地域コミュニティ参加の言及は確認されなかった.3)居住を誘導する地区においても,過去の事例を踏まえた転入者の地域コミュニティ参加の取り組みが求められることを示した.
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© 2025 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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