日本トレーニング指導学会大会プログラム・抄録集
Online ISSN : 2434-3323
Print ISSN : 2433-7773
第7回日本トレーニング指導学会大会
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口頭発表
研究プロトコ-ル;市民ランナーに対するマラソン前の30km走の効果 -ランダム化比較試験
*山内 武, 高橋 秀人, 得居 雅人, 足立 哲司, 杉山 喜一, 串間 敦郎, 中嶋 南紀, 前田 和良, 元根 朋美, 山内 悠介
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 21-

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抄録
序論:多くの市民ランナーが用いているにもかかわらず十分なエビデンスがない「マラソン前の30km走の効果」について、エビデンスレベルの高いRCTで検証することが我々の研究課題で ある。RCTの実施にあたっては、交絡因子の影響を最小化し、様々なバイアス(選択バイアス、 評価バイアス、多重性等)を避けるため、介入実験を開始する際、研究プロトコ-ルを公開す ることが重要となるため、事前公開する。このプロトコ-ルは、国際的なRCTのガイドライン であるCONSORT 2010 Statementに基づき、JCOG(日本臨床腫瘍グループ)のプロトコールマニュ アルにしたがって作成した。研究の目的:「マラソン4週前の30km走」がマラソンのパフォーマ ンスに及ぼす影響を、RCTを用いて明らかにし、トレーニング法の信頼性・有効性を明らかに する。主要評価項目はゴール記録の達成指数、副次的評価項目はランニングスピードの変化率、 前半ランニングスピードと後半ランニングスピードの変化率とする。 実験デザイン: 大阪マラソン、泉州国際マラソン、京都マラソンの参加予定者から実験参加 者を募る。実験参加者をランダムに30km走を実施する強介入群と,通常のトレーニングである 10kmを実施する弱介入群に分け、実際のマラソン8週前からトレーニングを実施する。30km走、 10km走以外のトレーニングを強介入群、弱介入群ともに同様なものにするため、実験参加者に 対して、マラソンでの自己記録更新をめざすための効率的なトレーニングスケジュールを提供 し、それにしたがってトレーニングを実施してもらう。このスケジュールは,20km走程度を上 限とし自己記録更新を狙った効率的で安全性の高いものとする.スケジュールの実施率を高い ものにするため、担当コーチが実験参加者からメールで相談を受ける。また「Google form」 を活用しトレーニングログを記録させ、トレーニング実施状況を把握しトレーニング実施率を 算出する。なお、トレーニングログは走行距離と運動強度の情報を含むものとする。最終的に、 マラソンの記録を用いてパフォーマンスを測定し評価項目とする。インターネット上で公開さ れているレース記録(10km毎)を、実験参加者のナンバーカード等から取得する。事前に実験参 加者に記載させた過去3年間の自己記録とマラソンのゴール記録から記録の達成率を算出し、 主要評価項目とする。また、ランニングスピードの変化率、前半ランニングスピードと後半ラ ンニングスピードの変化率を副次的評価項目とする。強介入群と弱介入群において、評価項目 に差が見られるかを分析する。
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