2023 年 3 巻 p. 35-40
【はじめに】4p‐症候群は希少疾患であり,成長や発達,日常生活能力についての先行研究が少ない。そのため,放課後等デイサービスで介入した4p‐症候群の児童について,療育に関するサポート体制を紹介し,介入後,成長・発達した点,日常生活能力が向上した点について報告する。
【症例紹介】地域の公立小学校に通学し,放課後等デイサービスを利用している小学5年生の男児を対象に,利用開始時と介入後の生活能力,社会交流,運動機能,言語機能等の比較を行った。
【経過】コミュニケーションや社会的認知が向上した。
【考察・まとめ】理学療法士や言語聴覚士は,放課後等デイサービスにおいて,保育士等とともに教育的視点・医療的視点を融合し介入することで,発達促進の一助となることができる。