総合理学療法学
Online ISSN : 2436-388X
Print ISSN : 2436-3871
症例報告
放課後等デイサービスにて介入を行った4p-症候群の発達経過
成田 亜希玉城 幸美米原 希映森田 綾子
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 3 巻 p. 35-40

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抄録

【はじめに】4p‐症候群は希少疾患であり,成長や発達,日常生活能力についての先行研究が少ない。そのため,放課後等デイサービスで介入した4p‐症候群の児童について,療育に関するサポート体制を紹介し,介入後,成長・発達した点,日常生活能力が向上した点について報告する。

【症例紹介】地域の公立小学校に通学し,放課後等デイサービスを利用している小学5年生の男児を対象に,利用開始時と介入後の生活能力,社会交流,運動機能,言語機能等の比較を行った。

【経過】コミュニケーションや社会的認知が向上した。

【考察・まとめ】理学療法士や言語聴覚士は,放課後等デイサービスにおいて,保育士等とともに教育的視点・医療的視点を融合し介入することで,発達促進の一助となることができる。

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© 2023 一般社団法人 大阪府理学療法士会生涯学習センター
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