臨床リウマチ
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総説
関節リウマチの新分類基準のねらいと問題点
冨田 哲也吉川 秀樹
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2012 年 24 巻 2 号 p. 97-101

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抄録
   MTX,生物学的製剤に代表される関節リウマチ治療環境の近年の進歩に伴いRAの新分類基準が提唱された.2010 ACR/EULAR RA 新分類基準の目的は,診断未確定の新規発症炎症性関節炎患者から慢性の経過で骨びらんを来す患者を発症早期に同定し,MTXを中心とするDMARDsを可及的早期に開始し関節破壊を予防することで,1987年ACR RA分類基準を満たすような状態になることを防ぐことである.新分類基準を適応するには,まず滑膜炎を説明しうる疾患を正確に鑑別診断する能力が求められる.病歴,臨床所見と検査データのみで適応でき,また小関節,血清反応に重点がおかれている特徴がある.正確な鑑別診断が難しい場合にはMRI,関節エコーなどの画像診断や組織学的診断が必要なこともある.新分類基準がACR総会で発表されてから約2年が経過し,本邦コホートでの検証の報告も散見されるようになり,十分な感度が報告されている.
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© 2012 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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