2026 年 38 巻 2 号 p. 71-77
リウマチ性疾患の医療者教育は,疾患の多面的病態と社会的ニーズの高まりを背景に,卒前から卒後まで一貫した体系化が求められている.近年,医学教育モデル・コア・カリキュラムおよび臨床研修ガイドラインにおいてコンピテンシー基盤型教育の重要性が強調され,臨床行為に基づくEntrustable Professional Activities(EPAs)を活用した段階的能力育成が重視されつつある.リウマチ診療は多職種協働を前提とする領域であり,多職種連携教育を通じて形成される協働能力が,診療の質と患者中心ケアの実践に直結する.また,診療実態や地域性に応じた柔軟な教育設計が不可欠であり,各施設がローカルな教育目標を最適化することが求められる.