2025 年 3 巻 2 号 p. 55-64
近年,LED技術の発展により,様々な光色を用いた光源や光源の高輝度化が進んでいる.それに伴い,グレア光源も増加している.しかし,光色と不快グレアとの関係は十分に解明されていない.中心視での色光による不快グレアは研究されているが,周辺視でのそれは十分に検討されていない.また,光源面積が色光による不快グレアに与える影響についても明らかにされていない.そこで本研究では,薄明視条件下での色光による不快グレアへの影響を調べる実験を行った.実験では,均一輝度半球面を用い,3種類の光色,2種類の光源面積,3種類の呈示角度を設定した.テスト光の評価には,不快グレアの程度を示す形容詞評価尺度を用いた.実験結果は因子分析により解析した.その結果,不快グレアは,光色,光源面積,呈示角度によって異なることがわかった.特に,周辺視野における青色光のグレア評価値が高い.グレア評価値は光源面積が小さくなるにつれて小さくなる.